Layered Little Press

小さすぎる出版社の日々の徒然です。

おうちでビリヤニ本by旬とスパイスのお店星みや

はじめまして。

Layered Little Pressから出る記念すべき最初の本、

【おうちで炊ける本格ビリヤニレシピ】

著者の星宮です!

 

秋田県秋田市にて、

【旬とスパイスのお店 星みや】というお店を営んでおります。

お店のコンセプトは旬の食材とスパイスを合わせた料理を提供

看板メニューはビリヤニです。

地方ではまだまだ知名度の低いビリヤニを秋田から広めたい!

そして秋田の食材をビリヤニを通して全国に広めたい!

いつかは秋田といえばきりたんぽとビリヤニだよね。

と言われるのを野望としていますw

 

私、星宮の自己紹介・・

10年間和食料理人をやっていました。

職業は和食でしたが学生時代からスパイスの魅力に目覚め、

店では鮨を握り、家ではスパイス料理を作るというカオスな生活をしていましたw

晴れて2022年1月に念願の自分のお店をオープン。

 

店を開店することがゴールじゃない。

これから先は、ビリヤニの布教活動そして自分自身の成長のためにも、

ありとあらゆることにチャレンジしていきますよ!!

その野望の第一歩が4月末発売予定のレシピ本。

 

数か月前。

星みや執筆のレシピ本を作ろうという爆弾企画を抱えて、

鰤子ちゃんとあまにこちゃんが秋田にきてくれました。

レシピ本の内容はおうちで炊けるビリヤニ

ビリヤニってなんなの?難しい?そんな悩みを解決しちゃう一冊を作りました。

 

こだわった点ですね、これですね


炊飯器のスイッチを押す写真!!!w

こだわりましたよ。あまにこちゃんのデータフォルダに何枚炊飯ボタンの写真があることやら。

イラストや写真も交えながら直感的にわかりやすいレシピ本です。

たくさんの方にビリヤニを愛してもらえるきっかけになればと思います。

 

そしてこの本のイラストを担当したのは、

当店のスタッフであり、イラストレーターのあんじゅ。

飲み屋で出会い彼女の才能に惚れた私は開業時お店に絵を描いてほしいとスカウトしたのです。

様々なスパイスが実る夢の木「スパイスツリー」がお店の壁一面に描かれております。

スパイスツリー

このスパイスツリーは完成のない絵。

新たなスパイスに出会うたびにニョキっとスパイスが生えます。

日々一緒に働きビリヤニ愛溢れるあんじゅが描いたレシピ本の挿絵にも大注目です!!

 

ここから先は番外編。

本の内容とは関係ありませんが、秋田の郷土料理について少し触れたいと思います。

きりたんぽってスパイス料理なんですよ。

きりたんぽに入る材料の中で、

セリは日本のパクチーなんて呼ばれてます。

秋田のとある地域では甘酸っぱい大根のなますを入れるところもあります。これアチャールですね。

そして京七味とっても相性いいんです。

スパイス料理でしょう?(無理やり)

ここまでは完全なる私の持論でしたw

 

きりたんぽ鍋って実は結構高いんです。

きりたんぽは潰したお米を棒につけて、炭火で焼いたあと鍋に入れる

というのが本来の作り方ですが、

手間ですのでほとんどの家庭は出来上がったきりたんぽを買います。

これがなかなかお高い。

でもきりたんぽは食べたい。そんなときには「だまこ」です。

きりたんぽ同様米を潰し(これを半殺しといいますw)

手で丸め、ラップをかけずに夕飯の時間までおいて乾燥させます。

きりたんぽとだまこ半々にしてお鍋を作ればお腹も満たされ原価もダウンです!

そしてこのだまこを作る作業は一人ではやりづらいのです。

米を半殺しにするとき、米にすり鉢がくっついてしまうので、すり鉢を抑える人が必要。

おばあちゃんがすり鉢を抑え、子供の私がだまこを半殺しにする。

初めてのお料理のお手伝いがだまこだっていう秋田県民は少なくないのではないしょうか。

 

きりたんぽより知名度は低いですが秋田の郷土料理で「ぼだっこ」という鮭の塩漬けがあります。これがとってもしょっぱい。

私のおばあちゃんは山の方の人で海鮮は貴重でした。

売れ残り安くなった鮭のアラ(骨の部分)を買ってきて塩漬けにして日持ちさせます。

その骨についた身を丁寧にほぐし、食卓に並べます。

骨の間の身はなんでか美味しくて、しょっぱい鮭でお米をたくさん食べるんです。

お味噌汁とがっこ(漬物)があればそれはもう田舎の最高のご馳走でした。

 

他にもババヘラアイス、ちょろぎ、とんぶり、棒穴子、納豆汁、じゅんさい

まだまだあります。

鰤子ちゃん目線で解説してくれている記事もありますのでご覧ください。

現地人(秋田県民)から見ても面白いんですよね。

こんな風に感じるのか!って発見があるのです。

同じ国内でもこんなに文化が違うなんて人生2周しないと興味の欲望は満たされることはないのではないか・・・

 

neo-culture-journal.hatenablog.com

 

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